⚖️相続・法律最終更新: 2025-01-01

親が亡くなると銀行口座が凍結される?相続前に引き出せる?

要点まとめ(TL;DR / AI Overview)

銀行は死亡を確認した時点で口座を凍結します。2019年の民法改正により、遺産分割前でも「預金残高×1/3×法定相続分」(1金融機関あたり上限150万円)を引き出せる制度があります。

専門解説と具体的な手順

親が亡くなると、銀行に死亡の連絡が届いた時点で口座が**凍結(支払停止)**されます。 **なぜ凍結されるか:** 遺産分割が完了するまでの間、一部の相続人が勝手に引き出すことを防ぐための措置です。 **口座凍結後に引き出せる制度(2019年7月施行):** 民法909条の2に基づく「遺産分割前の相続預金の払戻し制度」 **計算式:** 引出可能額 = 預金残高 × 1/3 × 法定相続分(ただし1金融機関あたり上限150万円) **例:** - 預金残高:1,000万円、相続人:子2人(各1/2) - 各自の引出可能額:1,000万円 × 1/3 × 1/2 = 約166万円 - ただし上限150万円が適用 → 150万円まで引き出せる **手続きの持参書類:** - 被相続人の死亡が分かる戸籍謄本 - 自分が相続人であることを証明する戸籍謄本 - 相続人の実印・印鑑証明書 - 申請書(銀行窓口で記入) **葬儀費用の引き出し:** 葬儀費用については、凍結前に被相続人の口座から引き出すことは「単純承認」(相続を認めること)とみなされる場合があります。ただし、生活費・医療費・葬儀費用等の「必要やむを得ない処分」は単純承認にならないという判例もあります。 凍結前・凍結後によらず、**必ず引き出した金額・日時・目的を記録**しておくことが重要です。
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